頸動脈エコーは超音波装置で動脈硬化を調べる検査です。動脈が硬くなると、血流が詰まったり硬くなったりします。頭部へ血液を送る大動脈などがそのような状態になると、脳梗塞、心筋梗塞、大動脈解離などの危険性があります。
検査は仰向けになっていただき、首にゼリーを塗ってプローブを当てて行います。

頸動脈の断面図

頸動脈の血液の流れ

心電図・脈波検査は心臓の電気的興奮を波形として記録、不静脈や心臓の機能的な障害を調べる検査です。また、血液の速さや血圧を測り、血管の硬さや血管の詰まり具合も調べます。両手足と胸に電極を付けて波形を記録します。検査時間は5～10分程度です。

胸部レントゲン（X線撮影）では、X線を胸部に照射し、心臓、肺、頚椎などを見ます。胸部疾患が脳疾患と関係する可能性があるので、医師が必要とした際には撮影をします。また、健診でも使用します。

認知症のスクリーニングテスト（MMSE）は、認知機能に障害があるかどうかを調べる検査です。MMSEは「Mini Mental State Examination（ミニメンタルステート検査）」の略で世界で広く行われています。質問形式の検査で検査時間は約10分程度になります。

詳しくはMRI・MRA検査をご覧ください。