開院16年目にあたって皆様へご挨拶

当院は、2007年（平成19年）5月に開院し、2022年（令和4年）6月から16年目に入りました。これも一重に通院していただいております患者さまをはじめとして、医療スタッフの職員の下支えと非常勤医師のご尽力、そして地域医療で関わっていただいている業者を含む多くの関係者の皆さまのおかげと心から御礼申し上げます。   9月上旬の残暑が和らいだ新秋の頃、当院の医療スタッフの職員に日頃の感謝と慰労を込めて近隣のレストランで15周年記念のお食事会を開催しました。この15年間の歩みの中で職員との関わりは、まだ入職後数ヶ月の人から15年間全ての期間にわたって関わっていただいた人など色々な方がおられます。私は、偶然の出会いで仕事を一緒に遂行しているその全ての方々との出会いを大切にし感謝したいと思います。   私たちは、医療という仕事を通じて…人々の健康について学び…私たちを取り巻く社会について学び…そして最後は自分自身の傷病老死の人生について学んでいます。偶然の出会いで始まった職場から、どんな相手にも敬意を払いながら、共に学び教え合う、半学半教の精神を大切にし、お互いに感謝しながら相手からの学びを明日に向かって生きるエネルギーに変えて供に成長していきたいと思います。   私たちは、日々の診療の中で生後間もない0歳から、高齢者は100歳近くまで多くの患者さまと出逢います。若い人を診る時は、かつて若かりし頃の自分を思いだし、高齢者を診る時は、20年後の自分の姿に思いを馳せる…。私たちは、当院に通院される患者さまに対してそんな慈愛力と想像力をもっと養いたいと思います。   最後に当院と関わりを持っていただいております多くの方々のご健康を切に願いながら今後のクリニック運営を推進してまいります。

2022.9.11 早朝の院長室にて 院長　古市　晋