コラム

自宅でできる片頭痛治療、始めませんか?

「もう毎月通うのは大変・・・」

当院では、片頭痛予防注射(CGRP製剤)をご自宅で行える「在宅自己注射」を導入しています。

「片頭痛のせいで、仕事や予定がいつも後回し…」
「注射のために毎月、有給を取るのがつらい…」

そんな生活から、そろそろ解放されませんか?

「注射って自分でできるの?」と不安に思う方も多いですが、看護師が丁寧にサポートしますのでご安心ください。
実際に多くの患者様がご自宅での自己注射を継続されています。

在宅自己注射、3つのメリット

通院は3か月に1回でOK
慣れてきたら、3本まとめて処方が可能に。
通院回数はこれまでの1/3に減り、仕事や家庭との両立がしやすくなります。

治療効果が安定しやすい
自己注射であれば、診療時間に左右されず確実なタイミングで投与でき、血中濃度も安定。
予防効果をしっかり発揮できます。

自己負担が軽くなる場合も
ご加入の健康保険組合によっては、「付加給付制度」や「一部負担還元金」が使える場合があります。
例えば、3本処方でも、自己負担上限(約25,000円)を超えた分が払い戻される可能性があります。
詳しくは、ご加入の健康保険組合にご相談ください。

ちなみに、片頭痛予防注射で付加給付制度が対象になるときは?
在宅自己注射:3ヶ月分をまとめて処方する場合
・エムガルティ:初回に2本注射する場合
・アジョビ:クリニックで一度に3本注射する場合


よくあるご質問

Q:片頭痛の予防注射とは?
A:片頭痛の原因物質「CGRP」の働きを抑える皮下注射です。
  詳しくはこちらをご覧ください。

Q:痛みは大丈夫?
A:注射前に常温に30分戻せば痛みは軽減されます。
  また、針は細く設計(27G・直径0.4mm)されており、痛みは最小限です。
  最初は看護師と一緒に練習しますのでご安心ください。

Q:どこに注射するの?
A:腹部や太ももなど、皮下脂肪がある場所に行います。

Q:薬の保管は?
A:ご自宅の冷蔵庫(2~8℃)で保存します。
  お持ち帰りの際は専用の保冷バッグと保冷剤をお渡しします。

「治療に生活を合わせる」のではなく、生活にフィットする治療」を。

片頭痛に振り回される毎日から、自分らしい生活へ送るため、在宅自己注射は、その一歩です。

ご希望の方は、医師やスタッフへ「自己注射について相談したい」とお気軽にお申し出ください。
スタッフ一同、全力でサポートいたします。

各製剤ごとの自己注射についてはこちらをご覧ください。