当院では、クリニックでは珍しい大学病院クラスの3テスラMRIが稼働しています。従来の1.5テスラMRIと比べ、磁場強度が2倍になり高解像度の撮影が可能です。2mm四方の小さな脳腫瘍と脳動脈瘤を映すことができ、診断能力が高まりました。
MR検査は、放射線を使用せず、強い磁場を使用して画像を得る検査です。MRI(Magnetic Resonance Imaging)は脳の断面を詳細に写し出し、脳梗塞や動脈瘤、脳腫瘍等を検出します。MRA(Magnetic Resonance Angiography)は血管の状態を詳しく見るために用いられ、脳動脈瘤や脳動脈閉塞等を検出します。
MRIは強い磁場を使用しているため、いくつかの制限や注意事項があります。当院での検査が不可能と医師が判断した場合には、他施設に必要に応じて紹介致します。
当日は検査前承諾書のご記入、検査着への着替えがありますので、必ず予約時間の20分前にはお越しください。検査の予約時間は「事前準備を含まない撮影開始時間」という認識をお願いします。
■MRI・MRA検査予約について
再診の患者様はご予約を取る事ができます。詳しくはMRI検査予約・診療予約についてをご覧ください。
※初診の患者様の予約は受け付けておりません。
スタッフが更衣室にご案内します。金具のない下着、靴下以外の衣服は全て脱ぎ、場合によっては指定の検査着に着替えていただきます。その際に、持ち込み禁止物品を取り外していただきます。
スタッフが検査前に、金属類や磁気を帯びた素材の取り外しが完了しているか確認を行います。検査可能な状態であることの確認が取れましたら検査室へご案内します。
検査時間は約5~15分です。検査台に目を閉じて仰向けで横になってもらい、スタッフが頭部にカバーをおかけします。その後、検査台ごとお身体が直径約60cmの穴の空いたトンネルの機械に入ります。
検査が開始すると、トントン、ガーガーと工事現場のような大きな音が鳴りますが痛みや振動、その他刺激は全くありません。検査中にお身体を動かしますと綺麗な画像を撮ることが難しいので、検査中は目を閉じて極力動かないようお願いします。
※閉所恐怖症の方は事前にスタッフにご相談ください。いくつか対応策がございます。緊張をほぐすお薬をお持ちの方はご持参ください。
※お子さまも検査を受けられます。年齢制限は特にありません。検査の間、動かずにいられることが条件となります。保護者の方も一緒に検査室に入ることも可能です。
検査終了後、着替えて終了です。検査結果が出ましたら、診察室で医師より結果説明を致します。
入れ歯、補聴器、メガネ、万歩計、財布、時計、スマートフォン、携帯電話、鍵、クレジットカード、キャッシュカード、交通系ICカード、ボールペンなど
ラメを含んだマスカラやアイシャドウ、ディファインを含むカラーコンタクト、
白髪染めや増毛剤などのパウダー・スプレー・ファンデーション、マスカラなど
ネックレス、ピアス、イヤリング、指輪、ヘアゴム、ヘアウイッグ、ヘアピンなど
ヒートテックなどの発熱機能のある下着、金具つきの下着、コルセット、ベルトなど
湿布、エレキバン、ホッカイロ、鍼治療の置き針など
ニトロダーム、ニコチネル、ニュープロパッチ、ノルスパンテープ(支持体にアルミニウムを含有しているため加熱による火傷の可能性があります。)
医師の判断が必要な金属や磁気装置です。手術を行った年度、挿入している材質、挿入部位などによって検査が可能かどうかを判断いたします。
MRI検査は検査時間の5~15分ほど一人でじっとしっていられることが条件となります。動いてしまうと綺麗な脳の画像が撮れません。男女や個人差はありますが、小学生のお子様は検査を受けていただいております。保護者様がMR室に同伴し、お子様の手を握ってあげることで検査ができた事例も数多くございます。
基本的には予約の患者様優先となりますので、場合によってはお待たせすることや、後日に検査を行う場合もございます。
当日に検査をご希望の方は、午前中や午後の早い時間にご来院ください。
当院のMRIは最新の3テスラの機器を導入しております。検査時間は従来ものより短くなっており、検査の内容にもよりますが、約7分ほどです。当院では閉所恐怖症の方への対応策をいくつか準備しておりますので、受付時にスタッフにご相談ください。また、緊張がほぐれるお薬をお持ちの方はご持参ください。
MRI、MRAは安全とされていますが、念の為、胎児の器官形成期にあたる13週まではご遠慮いただいております。ただし、患者様の症状により医師が必要と判断した場合にはその限りではありません。